
日本には、古来から伝統を重んじた武道というものがあります。
外国の人からすれば、侍と思うでしょう。
一昔前までは外国の人も日本には侍がいると信じられていました。
明治9年に廃刀令が発令され、それ以後日本人が刀を差して歩く時代は終わりました。
ですが、その武士道精神は現在も受け継がれ、武道という趣味の領域ではありますが今も続けられています。
武士道、すなわち凛とした心構えで、いつ何時も冷静さを保つことであり、さらに様々なことに置いても礼に始まり礼で終わります。
武道は稽古を始める際には、場に対して一礼を、さらに終わった後にも場に対しても一礼をします。
居合道に関しては、上座や正面に向かって礼をし、そして刀礼をしたのちに稽古を始めます。
稽古をおしまいにする際には、刀礼をして上座や正面で礼をして終了。
居合道だけでなく、空手や柔道に合気道に剣道に古武術といったもの全てのものに対して、礼に始まり礼にて終わります。
この礼儀作法が、日本の武であり、そして同時に凛とした独特の美しさでもあるのです。